ごあいさつ
より身近に、より丁寧に、農家のもとへ
新年あけましておめでとうございます。
令和7年の新春を迎え、組合員の皆様にはご健勝でお過ごしのこととお慶び申し上げます。
また、農業保険事業の実施にあたり、組合員の皆様はじめ関係者の皆様にご理解ご協力をいただいておりますこと、厚く御礼申し上げます。
さて、昨年も全国各地で自然災害が発生しました。1月1日の能登半島地震にはじまり、7月の記録的な東北豪雨、8月の台風5号、10号の暴風雨、そして9月の能登半島豪雨等、全国各地で土砂崩れや河川の決壊、浸水被害が発生しました。台風10号におきましては、その進行速度の遅さや、予想進路の不確実性、台風から遠く離れた地域で大雨が降るといった、いわゆる「遠隔豪雨」も発生し、災害予測の困難性が露になったところです。
幸い、長野県では各所で小規模災害がございましたが、比較的平穏な年となりました。
近年は、過去に例をみない大規模な自然災害の多発に加え、国際情勢の不安定化や円安による肥料、飼料、燃油など生産資材の高騰・高止まりが続き、農業経営を取り巻く状況は厳しいままでおります。
このような時こそ我々NOSAIが農業者の皆様の安心経営の下支えとなれるよう、役職員一同、農業保険の普及推進に努めてまいります。 昨年5月、食料の安定供給、多面的機能の発揮、農業の持続的発展と、その基盤としての農村の振興を理念とした「食料・農業・農村基本法」の一部を改正する法律が可決・成立しました。初動の5年間を農業構造転換集中対策期間として位置づけるとともに、本年3月末の策定に向けて「食料・農業・農村基本計画」の検討がされているところです。私共NOSAIはこの施策の一環として、農家のセーフティネットの機能を十分発揮できるよう今後とも努めてまいります。
組合では、引き続きコンプライアンス態勢の強化を図り、組合員の皆様から信頼を得る組織運営を行うとともに、農業者の皆様の基幹的セーフティネットとして、より多くの皆様に収入保険、農業共済にご加入いただき、安心して営農継続いただけるよう取り組んでまいります。
本年が皆様にとって実り多き年となりますよう、ご祈念申し上げまして、年頭のごあいさつとさせていただきます。
令和7年1月